春を待つ

春になったら。

白いシャツのそでをまくって。

ズボンのすそもまくって。

ミナのミニバッグをぶらさげて。

あたたかな風と光のなかを。

おさんぽしたいものです。


春。

遅れてきた僕の青春期は、いまだ終わりをみせることはなく。

ほてほてと歩く僕は、いったいどこへむかっているのでしょうね。

ふいに帽子をとばされて、走って追いかけたその先は、

お花畑か森のなかなのか。

どこだってかまわないさ。

ちゃんとうまくやれるって、

僕にはちゃんとわかってるさ。


ああ、

春ってなんだか、ふわふわしちゃうな。